花巻と言えば、かの宮沢賢治の故郷なのであります(*´▽`*)
本日は昨夜の猛吹雪が嘘のように晴れ渡り、深い積雪がまたきらきらと眩い朝!冬の空気、なんともピリリと爽やかで良いですね~♨
……なんて言ってはみたものの、新幹線の時間までに是非見ておきたいと予定していた宮沢賢治記念館……新花巻駅から徒歩圏内とは言ってもこの未知なる積雪の中ですからね……かんじきでもない普通のシューズで一体どうやって歩いていけばいいのか?不安は募るばかりです(´・ω・`)
ところがどっこい、新花巻駅からの道のりはとっくに綺麗に除雪されていて、蓋を開けてみれば何てことはない普通のウォーキングとあいなりました!時間もかなり余裕があるので、ゆっくりじっくりと宮沢賢治記念館を見学してまいりましょう(*´Д`)
流石に昨夜の吹雪明けということもあるのか、お客さんはほとんどおらず……マイペース中のマイペースで館内を歩きます。宮沢賢治と言えばカンパネルラーッ!の銀河鉄道の夜、風の又三郎、注文の多い料理店と、とても没年37歳とは思えぬ数々の名作を生み出したことで知られております( ˘ω˘ )
最初のブースはそんな名作たちのおさらいと言わんばかりの、宮沢賢治作品総集編のような展示室から。有名とはいっても読んだことはないという作品も数知れず……でもどこかで聞いたことあるな~というフレーズばかりで耳に馴染み深く残っているのです(*´ω`*)アメニモマケズ
そして先へ進んでいくと、宮沢賢治ワールドの深淵へ。巨大な昆虫の世界を渡り歩くゾーンに突入です( ゚Д゚)
宮沢賢治という人物は実に、昆虫の社会を深く究明するような学者肌な一面、またあんなにもほっこりとした絵本を書いていながら、実は孤高の理想主義者のような一面もあったそうな。法華経に深く感銘を受けていて、まさにその体現とも言える生き様だったようですね(^-^)
館内でやっぱり一番印象に残ったのはこの賢治の宇宙ブース。まさに銀河鉄道のような果てしない闇に光の粒が瞬く世界。深海にも似たこの幻想的空間は、どこか望郷の念を抱かされるようで不思議でした( ˘ω˘ )
そして中庭に出るとまた眩いばかりの一面の雪景色。宇宙から白銀へ。現実に戻ったはずだというのになんという非現実的な体験が続いていくことでしょうか花巻温泉;つД`)こういうのほんと好き
中庭を挟んで反対側にはいくつかのコテージのようなブースが。昆虫研究のレポートや、その生態の不思議さを物語る展示がいくつもありました( ˘ω˘ )
こんな雪景色の真ん中で味わう宮沢賢治の世界……まったく本当になんと素晴らしきイーハトーブでしょうかここは♨