歴史を感じる湯殿と温泉で炊いたおかゆ、そして温泉のお持ち帰り。
この日の宿泊は塩原元湯のゑびすや。車を降りると早速硫黄のかほり!ああ温泉だなぁ……(^-^)
塩原温泉卿の中で「元湯」と付く歴史あるお湯で、今回一番の目的は何といってもその歴史をひしひしと感じずにはいられない湯殿!
湯殿の写真は今回撮れませんでしたが、全体的に湯治宿の面影があるのが、この外観の写真からふんわりとでも伝わればいいなぁ(;_;)
部屋で一服して早速お湯に向かったわけですが、もう期待通りというかそれ以上の「ザ・湯治の湯殿!」です!
景色が良い、ロケーションが良い、というのとはまた別世界のこの味わい深さ……「梶原の湯」は間欠泉から噴き出す高温のお湯をそのまま湛えた熱い湯船と、そこから引いたぬるい湯船があって、熱いほうはもう「熱湯風呂」!
我慢大会は厳しいので、もちろん長湯ができるぬるいほうにのんびり浸かりながら、西暦800年あたりの開湯から何人の湯治客を治癒してきたんだろう……いい湯だなぁ~♨なんて思ってたら少し湯あたり気味に。ぬるいといってもそこは温泉、油断は禁物でしたね(^^;
お湯自体の感触としては、手触り自体は滑らかながら、私の場合は少し肌に刺激を覚える感じすらありました。湯の花の分厚さがその効能を物語ってます。
それなのにまたこの温泉が飲めるっていうからびっくりなわけですが(>.<)
湯上りに脱衣所わきの飲泉処でお湯を飲んでみましたが、まあなんとも言えないお味!この宿のもう一つの楽しみが、朝食にこの温泉を使ったおかゆが出る、ということだったんですが、温泉だけ飲むとちょっと不安になったりして……
そしてお待ちかねの夕食。ああ腹減った(>_<)
ここは山奥の秘湯、なのでもちろん山の幸!ゆばに山菜に、川魚は確かヤマメだったかな……?箸袋の絵はヤマメですね(^^;
地酒があったので別注文して、なんともいい心持ちです。私は山の幸が特に好きで、ジビエっぽいものなら何でも大喜びします。ごちそうさまでした!
夕食時の箸袋、実はちょっとした仕掛けがありました。見た目にも薄々表れているんですが、何やら地図のようなものがデザインされているようなので広げてみると……( *´艸`)
ゑびすやとその周辺の観光案内が!近くを流れる清流とたくさんの滝、ハンタマくんのスキー場も載ってます!嗚呼塩原にいるなぁって感じですね♨
さてと、食後はほろ酔い気分も少し落ち着いたころにもうひとっ風呂と行きましょう♨。そしてロビーのソファーでのんびり涼みタイム。先日購入した「蕎麦柄のてぬぐい扇子」でぱたぱたしながら、アンティークな感じに囲まれゆったりした静かな時間を過ごしました。
翌朝、恒例の朝食前ひとっ風呂♨!温泉旅館の朝風呂は最高ですね!
そして朝食は今回のもう一つの目玉、温泉おかゆの登場です!
写真右下のゆかりがかかっているのがそれです。おかわり自由でふりかけも数種類ありました。食べてみると飲泉のときの印象はまったくなく、ちょっと甘めのごく普通のおかゆでした(^^)
とってもうまいし、しかも胃腸に良いということなので朝からおかゆ3杯……なにやら本末転倒のかほりがしますね(^^;
ちなみに朝食の箸袋はこちら!こちらは裏地に登録商標「鹿沼大音」のロゴが入る、栃木の飲食店などではメジャーなお箸ですね(*´ω`*)
そして出発前にもう一仕事!チェックインのときにもらっていたポリタンクに温泉を汲みに行きます!
どうせ汲むなら間欠泉から直接汲みたい!アツアツが噴き出す注ぎ口で待つこと30秒。勢いよく噴き出す熱湯風呂にポリタンクの注ぎ口をうまく当て、満タンにすることができました。滑って落ちたら着ている服ごと激アツの高難度アトラクションでしたが、そこはうまいことクリアー!
……って、入浴時に汲んでおけば良かったんですよね。めでたし(^^)♨
もらった温泉は料理に使うもよし、自宅のお風呂に入れるもよし、ということで私はお風呂に入れてみました。完全にあの時の香りが蘇り、自宅のお風呂でまた思い出に浸れます!
ちなみにポリタンクはこれ。小さめですが、次にまたゑびすやに行くときにこれを持っていくと2倍汲めるんじゃないかという浅ましい考えが過ります。
もうこの際、ゑびすやの温泉を定期便で送ってくれたらいいのに……なんて思って探したら、「熱の湯」っていう面白い温泉の素があることも知ったりして……関係ないですが(^^;
リピート確定の素敵なお宿「ゑびすや」に、ぜひ皆さんも泊まってみてください!ぜったいおすすめです!