日本指折りの名水が湧く源流を求め山中へ……しかし……
塩原での昼食から小太郎ヶ淵のさらに奥、超が付くような酷道をひた走り、目指すは日本指折りの名水と謳われる尚仁沢湧水(`・ω・´)
たどり着いた山奥の小さなパーキングで案内板の地図を確認し、山中へ続く歩道に踏み入れると、遠めの雷鳴が……
それでもここまで来たのだからと、険しい山道をずんずん進んでいきました。
ちょうど中間地点あたりでしょうか、沢に降りられるところまで来て水を触ってみると、いい感じにぴりっとしてます!
これはと思った矢先にちょっと大きめの雷鳴……そう、ここは天気の変わりやすい山の中というだけでなく、栃木県なんです!
栃木のらいさまと言えば、泣く子も黙る暴れ神としてその名を知らぬものはないという強烈な暴君……
やばい、ここまで来たとはいえ、落雷にあったなんて洒落にもならないので、涙を呑んで引き返すことに……しかしなんとここは中間地点だったのです(´・ω・`)
雷鳴が徐々に大きくなる中、もと来た山道をバタバタと戻るわたくしども。
追われて歩く山道がこんなにキツイものだとは、正直嘗めておりました♨
ぜーぜー言いながらなんとか雨にも降られず車中へ。さあこれからどうすんべと考えて、とりあえずこの先に「尚仁沢はーとらんど」なる道の駅っぽい施設があるそうなのでそこへ移動してみました。
開けた景色にたたずむちょっとのんびりした感じのはーとらんどですが、お土産品なんかをぶらぶら見ていると、空のペットボトルが売られていることに気づきます。
そう、もちろんここにはちゃんと引かれていました尚仁沢湧水!
ペットボトルは買わずとも車中で飲んでいたお茶のそれがあったので、よ~く濯いで水を汲み、がぶりと一口含んでみると……わかりますわかります!これはすごい水です!
よーく口の中で転がしてみるんですが、本当に丸い!雑味や癖がまったく感じられない、真にクリアな、しかし口当たりのやわらかな水!なんというウマい水!水でこんなに感激するなんて予想外甚だしいです!
この水をありったけのペットボトルに汲んで、さらに売店で名物里芋フライをひとつ、それに先ほど小太郎ヶ淵で入手した草団子♨
塩原~尚仁沢の夢のオールスターで、最高に贅沢なおやつタイムを堪能させていただきました(´ω`)
そしてここまででお気づきでしょうが、何をどう間違ったのか、こんな素敵な時間の写真が一枚もないのが無念でしょうがないんです(´・ω・`)
なんで一枚も撮らなかったかな~……らいさまが怖くてそれどころではなかったのかな~……
そんな尚仁沢湧水の水ですが、なんと通販でも買えてしまうようなんです……(´・ω・`)
こんな思いまでして行って、とうとう源流にたどり着くこともできなかったわたくしとしては逆に、エ~……なんですが……