絶世の美悪女、玉藻前が九尾の狐に化けた伝説の巨石!
那須湯本温泉といえばこのパワースポット「殺生石」は外せないですね(`・ω・´)
まさに恐ろしい名前のこの場所、温泉地によくある草木も生えない地獄の風景さながらですが、他とはちょっと違う珍しい伝説を持った名所となっております♨
一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため……この千体地蔵風景がまさに西の河原のような雰囲気を醸し出しますね。温泉地っぽいなぁ♨
お地蔵さんにはやっぱりお金が供えられていますねぇ。もう風習のようなものですかね……( ˘ω˘ )
金属類はここの強烈な硫黄ガスであっという間にまっくろくろ。でも形のあるものはさほど古いものではなく、最後は消滅してしまうらしいです。まったくここ那須温泉の効能の強さを物語るようですなぁ♨
そして最奥に鎮座する巨石が「殺生石」の本体。しめ縄が掛かっているのがそれですね( ˘ω˘ )
かつて鳥羽院をたぶらかしてこの世を支配しようとしたという絶世の美悪女、玉藻前。その正体である九尾の狐が、那須領主の矢に射貫かれ、死してその身を岩に変えたという伝説です♨
それが今でも毒ガスを出し続け、周辺を死の世界に変えているというのですが、その恩恵でこの那須温泉の湯が滾々と湧いてるのかと思うと、あながち玉藻前も悪い娘じゃないのかなぁなんて(*´ω`*)
那須温泉のゆるキャラもその逸話に則って、九尾の狐「キュービーくん」なんですよねぇ( *´艸`)
でもこの日もやっぱり鳥や動物がこの岩に近づいて死んでしまっていたようで、ここの安全を守るボランティアの方が緊張した様子でいろいろ連絡してました(´;ω;`)
その方によると動物の死骸の片づけは日常茶飯事の仕事らしく、やはり地熱が温かいせいでどうしても近づいてきてしまうんだとか……まさに飛んで火に入るなんとやらですな……仕方のないことです( ˘ω˘ )
かの松尾芭蕉も「奥の細道」でこの殺生石のことを書いているらしく、今でこそこうして観光地として守られているものの、人の管理がなければそれこそどうなることか……そりゃあこの岩が魔物に見えるほど恐ろしい光景に映ったことでしょう(。-`ω-)