紅葉も微妙で休日でもない本日、それでも東照宮は大混雑!
紅葉を期待して来た割には微妙ですが、参道からして人多いですね~(^^)
参拝料1人1,700円をお支払いして、さっそく境内へ!
最初にお目見えする左甚五郎、江戸っ子風に言うとしだり甚五郎の有名作品は、三猿ですね。
人の一生を表すとされる彫刻作品全8面の第2面で、子供のころは世の中の悪いことに触れることなく育つが良いとする教えだそうですが、気になるのはむしろそんな彫刻が何故馬小屋の軒下に施されているのか……?答えは東照宮公式サイトにありました。猿は馬を守ると昔から言われているんだそうです。へぇ~(;´・ω・)
ひぐらしの門はこの日は修復中で、工事シートの中……残念(´・ω・`)
しかしその奥の唐門は逆に修復したての真新しい状態を拝むことができました!金箔もピカピカでかっちょいいですね!
個人的な感想としては、東照宮は何故か時代がついているより真新しい感じのほうが似合う気がします。やっぱり神になったとはいえ家康公は元は武士。どこか武神のような、荘厳でありながら眼光の鋭い顔も持っていてほしい気がしますよね(^^)
朱印所は廻廊の手前にありましたが、なにしろこの混雑です。時間かかりますがいいですかと言われたので、御朱印帳を預け番号札をもらい、書いていただいてる間に他を参拝します。
奥宮の門に住まう眠り猫。こちらもしだり甚五郎の作ですね。
どこかの団体さんにガイドさんが語っているのを小耳に挟んだのですが、門番である眠り猫が獅子とならなければならぬような乱世はもう訪れさせまいとする、家康公の大志が表れているという説もあるようです。
しかし何しろ小さい眠り猫のこと、「眠り猫ココ↑」のような札がないと見逃してしまいそうな一品ですね。それに眠り猫周辺は人の流れが激しく、この有名な彫刻を近くでじっくり見たいと思っても難しいのですよね~……うーん(´・ω・`)
石段に次ぐ石段を登り、ついに到達した奥宮。読みは「おくみや」ですね。おくやみじゃないですよ。
廟所ですがここは神社……ですよね?ということで二礼二拍手一礼の作法でお参りしましたが……これでよかったんでしょうか(^^;
拝殿の奥、神殿に位置する場所に巨大な鋳造の御宝塔があり、ここは当初は将軍でないとお参りが許されなかったそうです。
そして後の調べでわかったんですが、ここでも奥宮の御朱印がいただけたそうです。今回はご縁がなかったので、またいずれ。
奥宮には石段を登り切った人のために自販機が設置されているのですが、全部お~いお茶ですね。
伊藤園は家康公ゆかりの静岡ということで、置くことを唯一許されているのかもしれません。間違っても秀吉公ゆかりの京都伊右衛門は置けないわけですね(^^;
石段を下りて預けていた御朱印帳をいただきました。四百年式年大祭?まさかそれでこんなに混雑しているんじゃ……
そして最後は鳴龍へ。
薬師堂の中には薬師如来と干支の守護神である十二神将が安置されていて、どう見ても完全にお寺。と思ったらそれもそのはず、ここは東照宮の敷地内にありながら実は輪王寺のお堂なのだそうな。
家康公は薬師如来の化身と言われていたそうで、つまり東照権現の本地仏としての薬師如来という位置づけなんだそうです。なるほどそれで東照宮の敷地内にあるのですか。複雑ですね~(´・ω・`)
鳴龍はいい音でしたが、さらに後の調べでここでも御朱印をいただけたことを知りました。しかしまあなにしろ混雑していて案内を探すことすらできず仕舞い……まあ、これも今回はご縁がなかったということで( ;∀;)
東照宮参拝も終焉に。閉門した表門を振り返ると、入門時にはあまり目に止まらなかった仁王が。
左が吽形像。
右が阿形像。ここの仁王はさすがにかっこいい形をしておられます。
そして逆光の五重塔。五重塔ってあんまり間近で見る機会がないですが、見事ですよね(*'ω'*)
駐車場へと下る階段から、見納めの紅葉が。今年も良い秋でした!夕焼け小焼け~♪