「かくし酒あります」の小さな手書き看板に惹かれて♪
勝浦の地酒として名高い「腰古井」の造り酒屋「吉野酒造」にやってまいりました♨
こちらに訪れるきっかけになったのは、勝浦に向かう道すがらに「かくし酒あります」という、なんとも味わい深い手書きの看板を見つけたことに始まります。最初はそこまで気にしなかったものの、看板があまりにも手作り風の、言っちゃあ何ですがぼろっちい愛嬌のある風貌で、しかも「かくし酒」だなんてそそる文言が書いてあるものだから、それを何度も見ているうちについにどうしてもその「かくし酒」というのを一度呑んでみたいという意欲に繋がったのです(´・ω・`)
その「かくし酒」という酒は本当に蔵元直売のみで、しかも新酒のシーズンにしか手に入らない限定品。それ以来このシーズンに勝浦を訪れるときは必ずと言っていいほどこの「かくし酒」を仕入れる習慣になったほど、これがあまり他にない味わいのうまい酒なんです('ω')
売店にはお酒以外にも、腰古井の銘が入った酒器やTシャツなんかが所狭しと並んでいてなかなか楽しいです(^^♪
かくし酒のファンとしてはかくし酒のグッズがあったらつい買ってしまいそうですが('ω')
こちらがその「かくし酒」!現在は「にごり酒」という名前に変わっていますが、その酒です。珍しく酒米でなくコシヒカリを使っていて、おりがらみでガス感がかなり残っています。程よい甘さがあるのでガス感の酸味を補って実に呑みやすい、まるで炭酸飲料のような口当たり!食中酒というよりアペタイザーかデザート向けかもしれませんが、日本酒の中でもこの味わいは珍しいのではないかと思います(^^♪
名前についてはそもそもかくし酒の方が絶対にいい名前だったし、この酒のファンとしては実にもったいない気持ちで一杯だったんですが、そのわけを伺うとなんでも「かくし酒」という名前は他が特許を取ってしまったらしく使えなくなってしまったんだとか……世知辛いなぁ(´・ω・`)