水戸の梅と言えばここも定番、弘道館♨
水戸市内はただ駅前だからというだけでなく、やっぱり城下町なんだなぁと思うのがこの迷路のような路地の造りですかねぇ……ああ走りづらい(;^ω^)
そんなこんなで水戸の梅では必ずセットになるのがここ弘道館!水戸藩校として建設されたここは、日本初の本格的な学び舎として名高いですね♨
館内を観る前に、明るいうちに庭の梅を愛でましょう('ω')
この藁敷きの道、すご~く歩きやすくて良いですね!梅の風情ともぴったりで、ああ水戸だなぁとつくづく思いました(*'ω'*)
外周をぐるっと一周した逆側には、広場が。文武両道の弘道館らしい、対試場ですね。流鏑馬かとも思いましたが、広さ的にぜんぜん違いますね('ω')
烈公梅としだれ梅。こちらも見事です。烈公梅は徳川斉昭の別称「烈公」の名を冠する梅で、水戸の6名木の一つに挙げられる品種だそうです♨
館内に上がると、尊王攘夷の掛け軸が目に飛び込んできます。まるで禅の道場のように森閑とした、威厳ある佇まいに引き締まります(*'ω'*)
そして弘道館と言えばこの斉昭公の句('ω')
行く末も 踏みなたがへそ 蜻島 大和の道ぞ 要なりける
大意として、「行く末もわが国古来の道徳『大和の道』を踏み違えてはならない。」とありますが、黒船来航から列強国を知り、日本は変わらなければならない中で、絶対に譲ってはならないものがあると説いているような気がします(´・ω・`)
途中、黄色の美しいサンシュユが見える廊下がありました。庭園散策の際ももちろん見ましたが、梅とのコラボが美しいんですよね♨
ふと畳をようく見ると、葵の御紋じゃないですか!いいですねこれ!こんな畳あるんですねぇ(*'ω'*)
そして最後に、ここ弘道館の卒業生として世の頂点に立った有名人といえば、第十五代将軍徳川慶喜その人ですね♨
こちらはその写真だそうですが、一般的に徳川の五名君と謳われる初代家康、三代家光、五代綱吉、八代吉宗、そして十五代の慶喜……その慶喜がこんなにも将軍っぽくない感じだったとは驚きです。いわゆる時代劇や大河ドラマで作られたイメージのせいでしょうけど、自分の目からはもう落語家の師匠のようにしか……(´・ω・`)
どうも大政奉還を成し遂げた以前に、彼は政治の頂点に立つようなことはそもそも好まなかったそうで、そういう人柄のほうがこの写真からはひしひしと伝わってくる気がしました♨
弘道館わきには、お土産ショップにもなっている拓本のお店があります。こちらは、昔から弘道館ゆかりの拓本を作ってきた職人さんのお店だそうで、そんな歴史的な仕事に関する様々な展示物も拝見できます('ω')
そんな中で目を引いたのが、全然関係ないんですが、この納豆鉢。納豆鉢ってあるんですねぇ。混ぜやすく、そしてごはんにかけやすく、でしょうか♨
そして手ぬぐいコレクターのわたくしは迷わず手ぬぐいを購入するのでした。老子の「中庸」から成る藤田東湖の「誠の句」です(`・ω・´)
誠は天の道也 之を誠ならしむるは 人の道也
この手ぬぐいの質感もまたいいんです!ちょっと固めでざらっとしていて、まさにいぶし銀の武を感じさせる藍染!剣道なんかにも重宝されるそうです(*'ω'*)
烈公お手植えの松は、現在三代目だそうです。歴史を脈々と伝えています('ω')