まだ肌寒い今宵は、鍋焼きうどんを熱くしてもらうことにしました♨
本日は小江戸佐原帰り。向こうの蕎麦ももちろん良かったんですが、こっちの町田仕込みの蕎麦も負けてませんよ~!とはいえ今日はお昼に勢い余って蕎麦を2杯もたぐってしまったので、夜はちと趣向を変えたいかもしれません(;´∀`)
また毎度ここの食品サンプルが実に食欲をそそるんですよね~。何にしましょうか……なんつったってここ「あさひ」と来たら蕎麦以外もみんなうまいので……カレーもかつ丼も捨てがたいなぁ~( *´艸`)
小粋な空間の店内は今日もかつぶしの香りでいっぱい。ちと時間が早めだから、まだお客さんはそんなにいませんね。この飾らないTHE蕎麦屋さんという正統派な店内の風景が毎度のこと、蕎麦気分を盛り上げてくれるんですよ~♨
さて今日は小江戸の空気をたっぷり吸い込んで来た1日ということで、ここは大事な江戸っ子気分の集大成!注文したメニューはというと……?( ˘ω˘ )
鍋焼きうどんでございます~!落語「うどんや」で語られる、冷たい夜風に吹かれて啜り込む江戸屋台うどんの風景!薄手の今戸焼の土鍋を七輪にかけて渋団扇でバタバタ!もちろん落語のはこんな今どきの豪華な内容のうどんじゃあないでしょうが、基本的に関東の蕎麦屋さんで出てくる鍋焼きうどんといったらまずその落語のようなスタイルの発展形であることには違いないのです(*´ω`*)
いわゆるそばつゆベースで煮込む、香りの立った江戸っ子好みの粋なお味!やれうどんと言えば讃岐、稲庭といったうどん処はもちろん、やっぱり関西風でしょって言葉がそこかしこから聞こえはするのですが、この関東風スタイルの鍋焼きうどんだってやっぱりきちんと確立された味なんですよね(∩´∀`)∩
熱を持った土鍋の中でふつふつと揺れる具材たち。立ち上る湯気に海老天の衣の香ばしさがふわりと運ばれてきて、辛抱たまらずそれらをまとめて一気に啜るこの幸せ感!いやまったく「これぞ」って味ですよ!こんなうまいものを病人の食い物だなんて、まったく江戸っ子ってやつはどこまで意地っ張りなんでしょうかねぇ( ;∀;)