創業明治7年の超老舗荒物屋。建物は安政2年♨
佐原の街並みの中心地、小野川に架かる忠敬橋の交差点から四方を見渡せば、そこは現代にして現代にあらず、今も小江戸の風を生き生きと感じさせる風景が広がっています♨
そんな交差点のちょうど角のところに佇む、肌も造りも何とも古めかしい「中村屋商店」はあります。商売が「荒物屋」と来てるからまた何とも沁みますよね(*´ω`*)
お洒落な和の日用品、粋な食器類、手ぬぐいにちょっとした小物類まで、小江戸の名にふさわしく何ともワクワクする煌びやかな良い品揃え!お土産品にも手軽なものが多いですね(^-^)
店内に無造作に飾られていた昔ぁしのニチボービニロンの看板。いやしかし騙されませんぞ?一見古そうなデザインではありますが、左から右に文字が書いてあるから、そんなに古くもないのかな?( *´艸`)
そして!東薫の酒蔵に続いてここにも雛壇が!しかもこちらのは正真正銘、昭和10年のお雛様ってわけですか……確かに細工の雰囲気がちと古めかしい?色褪せてはいますが、それがかえって品のある煌めきを醸し出しているようにも見えますね(*´ω`*)
顔つきも現代のCMなんかで見るようないわゆる「顔が命」みたいなのと違ってやや古風かな?よくわかりませんが……( ˘ω˘ )
こちらはさらに古い江戸末期から明治初期のお雛様だそうです!ここまで来るとはっきり顔つきに違いが出ますね!おそらくその時代の流行りってのもあったのでしょう、全体的にしゅっとした印象に感じられます(^^♪
飾り類も割と控えめで、逆に変な高級感がなくて親しみが持てる人形に仕上がってるかもしれませんね♨
表情がまた柔らかくて良いですね。能面のようないかにも「完璧!」っていう顔でなく、何となく緩くてコミカルで、やはり親しみやすい印象のような気がします(^-^)
まぁ貴族ってのはかつての日本においてはほぼ「神」ですからねぇ……現代の貴族こそ天皇家を始めとして親しみが持てるって感覚も歓迎される時代かもしれませんが、やはり皇族が力を持つ時代にはデザインがより「完璧」に近づいていく風潮になるのも仕方ないのかな~と(´・ω・`)
その手前におわしたこちらも、見るからに旧そうな雛飾りですねぇ。しかしよくよく見ると着物はそれなりに劣化して時代を感じるんですが、顔は本当に綺麗なままなんですよね!やはり顔が命……材質から何から、おそらくちゃんと計算された造りになっているんでしょう( ˘ω˘ )すごいなぁ