帝釈天門前におわす錦とお香の雅なお店(*´ω`*)
いよいよ参道も帝釈天に差し掛かろうというところ、ふと甘いお香の香りに誘われて、きらきら風雅な小物たちが輝くお店に気が付くと思います(*´ω`*)
こちら中村堂は以前も拝見させてもらい、ちょっと変わった趣向の品を頂戴した思い出のある、お気に入りのお店でございます♨
今回はお店でも焚かれているお香の方をしみじみ拝見させていただきました。お馴染みの松栄堂の芳輪、大香のりらく、日本香堂のかゆらぎを始めとしたお馴染みのものから、初見の線香、匂い袋までいろいろと楽しませてもらいました( ˘ω˘ )
そんな中、やっぱり買って帰るなら初見のものでしょうか。こちら、日本香堂の大江戸香シリーズというものらしいですが、お初だったので気になってしまいました(^^♪
伽羅姫という品が自分的に一番好きな香りではあったんですが、いわゆるいつものお寺系の香りだったのであえて敬遠。そんな中ふと「湯屋の雫」という、わたくし湯あがり畳として見逃せない一品を見つけてしまいまして( *´艸`)
いやはやこういう趣向のお香はまったくもって初めてです。サンプルを嗅ぐ限りではいわゆる石鹸系の香りでまさしく爽やか華やか湯あがりテイスト!焚くのが実に楽しみです♨
裏面には錦絵で江戸期のような湯屋の様子が。あら、しかもよく見るとなんか英語で説明が書いてあるような?こ、これはイッツアジャパニーズオミヤーゲってやつですか!?;つД`)
香の色は深い青緑の、いかにもお香って感じの色合い。蓋を開けるだけでふわ~んと湯あがりな香りが広がります( ˘ω˘ )
これにも他のシリーズと同様に香立てが付いているんですが、これがまたいかにも立派なデザインで迫力があるのです(*´ω`*)
素材は錫かな?手に持った感じもサイズのわりにずっしりとしていて、日本香堂の印がしっかり入って、これまたグッズとしても良い感じですね♨
さて、さっそくマッチを擦って灯してみましょう(^^♪
ほうほうなるほどこの香り!これもまたどこかで嗅いだことがある感じの香りですなぁ。お部屋がお風呂場みたいな瑞々しい香りで満たされます( *´艸`)
焚く前後でそこまで香りに違いはないですが、やっぱり石鹸みたいな香りなので、どちらかというとちょっと燻し香が乗る前の方が自然な香りなのかもしれませぬが……('ω')
お香に付いてきた小冊子を見ると、このシリーズは全6種類。伽羅姫も良いですが、玉松街道ってのも気になるかなぁ?( ˘ω˘ )
裏側はやっぱり英語での説明が。うーんグローバリゼーション!日本の香りの粋をもっと世界へ!さすが天下の日本香堂ですな♨
あ、でも店主のおばちゃんの話では、東京の日本香堂は当代とって3代目くらいなのだそうですが、かの芳輪の松栄堂は京都で江戸期から続く老舗で、国内最古のお香メーカーなんだそうな;つД`)
最近LOFTでこの芳輪をすっかり見なくなったと思っていたんですが、どうやらこの松栄堂というメーカーは取引するのがそうとう大変なのだそうで、限られた信頼のおける小売店にしか商品を卸さないんだとか(´;ω;`)なんてこった
この黒地に金と銀の刺繍の入った煌びやかな錦のコースターこそが、前回このお店を訪れた際に気に入って購入した「ちょっと変わった趣向の品」なのですが、今回もお店の定位置に並んでいました♨
もちろんコースターとしては使っておらず、ミニ畳の上に敷いてその上に香皿を置いて香を焚き、香りとともに眺めてニマニマしておる次第です( *´艸`)