ついに来ましたウツノミヤントゥームレイダー!す、涼しい(;・∀・)
ついに、ついにこの地を訪れる日がやってまいりました、宇都宮大谷資料館!!国内屈指のトゥームレイダースポットです(^◇^)
ここに向かう道中も、ずっと何の変哲もない田舎道を走ってきたかと思うと急に、急にですよ、切り立った崖の芸術がばっと現れて来るんです!こりゃまさに迷い込んだ別世界でした♨
何とも言えない切り方をされている大谷石の山。絶対あれですよ、基地ですよ基地!こうやって人がたくさんいて観光地な雰囲気だからまだ何でもないですが、人がいなくて薄暗い時間だったら不気味この上ないだろうなぁ……(;´∀`)
ドラえもんの映画に出てきそうな雰囲気……海底鬼岩城みたいな|д゚)
自販機が大谷石!?いや模様だけです(*´Д`)
もうすぐ元号が変わることもあって、今何かと話題の皇室……今生天皇が皇太子だったころ、ここに来られてるんですねぇ( ˘ω˘ )
さぁそれじゃあさっそく、ピラミッドかアステカの地底王国かっていうあのビジュアルが如何ほどの迫力か、しかと確かめに潜入して参りましょうヾ(≧▽≦)ノ
いやこれは~~~!!完全にララクロフトの世界!蝙蝠が飛んできたり鰐に襲われたり、壁から矢が発射される罠があったりしそうな空気満点!( *´艸`)
ほんとに写真で見たイメージそのまんまの空気!こんなゲームみたいな体験がほんとに生でできる場所があるなんてねぇ~!初っ端からだいぶ感動です(*´Д`)
昔はこうやってツルハシでコツコツと掘っていたんですねぇ……足尾銅山やいわきの炭鉱と言い、ほんとに信じられない労働力です(´・ω・`)
四角いバカでかい通路の向こうに赤い光に照らされた空間が。ゲームだったら絶対様子見に行ってる景色です( *´艸`)
順路はどんどん地底へと降りていきます。社員旅行の団体さんと混ざってしまったので周りがすげー楽しそう……(;^ω^ )
これは手掘りの跡だそう。いくら切り出しやすい材質の石とは言え、あのツルハシ一つでこんな風にきれいに切っていけるもんでしょうか……いや絶対に職人技でしょこんなの(´;ω;`)
大谷石に見られる茶色い斑点は「みそ」って言うらしく、これがあると価値が下がるのだとか。そしてこの石には塩分が多分に含まれていて、地層的に昔は宇都宮が海底だったことが伺えるんだそうです( ˘ω˘ )
あ、ちなみにこのへんからちゃっかり団体さん用の案内人の方のガイドに付いて行く格好になりました( *´艸`)
かのフラワーデザインの巨匠、假屋崎先生の作品だそうです。もちろん造花ですが、こんなのが置かれるともうますますトゥームレイダーチックに( ゚ー゚)
シークレットアイテムが入手できるか、次の部屋への扉のスイッチが罠と一緒に隠されてるオブジェに違いありません( ^ω^ )
天井にぽっこり空いた穴から差す光に照らされた、こちらもまたあるアーティストの作品なんだとか('ω')
雨水が落ちてもここでは石の塩分により微生物などが繁殖できず、実に澄んだクリアな空気を味わうことができるんだそうです。そんな特性から昨今では老人ホームの壁などに大谷石を利用するケースもあるそうですね(^-^)寿命が延び~る
この赤みのある照明でライトアップされると、気分は完全にピラミッドの中ですね!岩が落ちてくる仕掛けになってないだろうなぁ……( ゚△゚)そろりそろり
はい、ゲームのやりすぎですね(;^ω^ )
この巨大なスロープ、なんと中に車が入ってこられる仕様になっているんだそうな!しかもここでは各種イベント開催はもちろん、なんと結婚式まで挙げられる造りにもなっているんだとか( ゚口゚)=3
良いサイズのステージもあって、海外からはエンヤなどのアーティスト、国内では中村獅童などの役者、地元ではU字工事やたっちなんかもライブをやったそうです♨
ちなみにここで拍手をしてみると、広い空洞の割りに音の響きが弱いのが実感できます。大谷石の壁は吸音効果に優れているので、とてもライブがやりやすい空間になっているというわけですね(*´Д`)
こちらは大谷石の美しい岩肌をスクリーンにして和文様を映し出すアート、デジタル掛け軸(*´ω`*)
なかなか幻想的で良いです!こういうセンスを見ていると、例えばこの大空洞でお茶会や野点なんてのも良さそうな気がしてきますね( *´艸`)
こちらは機械掘りの跡。先ほどの手掘りと比べてなんと規則的な文様ですこと!やっぱり機械でやると堀跡がシュールですね( ^ω^ )
大谷洞窟地底美術館とな!面白そう♨
と思ったら表示が変わっていきます。英字になるとすっかりアートな空気に(*´Д`)
石のブロックの上にドンペリの瓶が飾られています。レセプションで使われた撮影用のモデルらしいですが、開催地に贈られたってことは宇都宮でやったんですね♨
こちらはこの場所で撮影された映画やドラマなどのパネルコーナー。仮面ライダーの悪役本拠地とか、もうかなりそれっぽい!!;つД`)
ほかにも車のCM撮影なんかもされたそうな。こうして暗闇にライトアップを施すと、なんとも高級車が似合う上質な空間にも変身するんですね~(*´ω`*)
最後は採掘現場の再現と重機の展示。先ほどの機械掘りの跡からちょっと想像できましたが、こんな感じでパネルみたいにして削り出していくんですな('ω')
ブロック状に削り出された大谷石が積み上げられた下にパラパラになった大谷石片が。確かに大谷石って触ると粉っ粉してるんですよね(*´Д`)
この天井、ちょっと黒ずんでるんですが、実は戦時中、ここは戦闘機工場として使われたという歴史があるのだそう。今もそうですが、やはり寒冷期は場内がかなり冷えたということで、ところどころに火を起こしていたらしく、その煤が付着した跡で黒ずんでるんだそうです( ˘ω˘ )
場内見学の後は資料室へ♨
さて一通り見学もできて、ガイドの人と一緒に上の資料ブースへ( *´艸`)
一口に大谷石と言ってもこんなにたくさんの種類が。ランクもいくつもあって、硬いの柔いの、その切り出しコストも様々だったりして;つД`)
そんな大谷石と栃木県の歴史を比較する年表。なんと遡ること奈良時代……ざっと見るだけでも大谷石との深い関係が垣間見えますね( ˘ω˘ )
ちなみにここではこの掘り方が採用されていたそうです。一番安全だし効率的に採掘できるってわけですね(*´ω`*)
採掘現場に持ち込んだと思われる一式。仕事道具以外にも明かりや暖を取るもの、それに1日の疲れを癒し翌日の英気を養うためのお酒ももちろん必需品( *´艸`)
昔はこんな法被を着てピッケルを振るってたんですかねぇ。栄商店……地元の石屋さんでしょうか(^-^)
しかし返す返すこんな道具でよくあんなに綺麗な手掘りができるもんだ……ここでもまたしみじみと職人技を感じます♨
なんと大谷石の湯釜!こりゃあなんとも贅沢なような、うーんやっぱりそうでもないような……ボイラーに管が1本しかつながってないように見えますが、穴は2つあるのでおそらく追い炊きの要領で沸かすタイプでしょう( ˘ω˘ )
さすがにこれは遊びでしょう。大谷石の蔵のミニチュア。そりゃあ大谷石といえば何よりも蔵によく使われた石ですが、まさかこんな蔵はないのです(;´∀`)
屋根の一部なんかにもこんな風に使われたんですねぇ。何しろ扱いやすく諸々の条件もクリアできる優秀な石材ですから、とにかく主に建材として様々に生活に入り込んでいて、昔からその需要が多かったのが伺えます(*´Д`)
帰りにショップで何か大谷石のお土産をと思ったんですが、これだと思った蛙の置物も、サイズがちとでかい……もう一回り小さいのが欲しかったですが、やっぱりそういう小細工ってことになると材質の限界もあるのかな……;つД`)
手に持つとサイズの割りに軽い!そしてちょっと手にさらさらっとしたものが付着するのが特徴ですね。何とも良い味わいの石ですよ大谷石(*´ω`*)