袋田の朝の沁みる寒さをけんちん汁で凌ぐ!ありがたや~♨
奥久慈の秋の朝は実に体の芯まで堪える寒さ……そして駐車場から袋田の滝に向かう道中がまた徒歩20分くらいと、けっこう長い……そんな中、ふと団子を焼く良い香りが漂って来ます。この時間、お店はどこもまだ開店準備中のようなのに、滝のふもとの1軒だけはすでに開店していましたよ( *´艸`)ありがたや~
団子だけでも温まるかな~としげしげ見ていたんですが、ななんとメニューに「けんちん汁」の文字があるじゃあないですか!そしてもちろん「店内で食べられます」と(*´Д`)うひょ~ぅ
こりゃ~もう願ったり叶ったり!ここは一旦寒さ凌ぎを挟まないともはや身の危険すら感じていたところでしたわ……ということでもうほとんど逃げ込むように、こちら「滝見屋」へお邪魔します~!
まぁ~けんちん汁も良いですが、当初惹かれたこの焼き団子……もちろんこいつも戴くとしましょうよ、せっかくですので~( ゚口゚)=3
店内は外観から想像するとおりの、まさしくほっこり里山のおもてなしっていう風情。抑え気味の照明が幽玄な山の温もりを照らしています。店内もまだ十分には温まっておらず、ちょっとぴりりとした土間っぽい空気がまた良い感じ♨
お面やら招き猫やら、比較的ちょっとでっかめのやつが飾ってあるのも、な~んか非日常な感じがしてほっこりです(*´ω`*)
ここで朝食って予定で来てれば、うどんとか蕎麦とかもとっても温まりそうだし、あああ味噌田楽なんかも良いですね~!……ってあら、よく見るとなんとラーメンまで……気になるわぁ~( ;∀;)
テーブルにはポットが置いてあって、ほうじ茶が飲み放題!くぅぅ~生き返る!この寒さとあっては、お茶だけでももうかなり生き返ります;つД`)
あ、でもあんまり飲みすぎると近くなるので加減していただかねばね……観瀑台で滝を見てる最中に催してもちと困る……(;´∀`)
ということで来ましたよ~熱々のけんちん汁!まるで日本昔話のようじゃないですか!凍えるような寒い日に1杯の山のおもてなし、けんちん汁!椀に手を当てたときのこの温かさ、本当に昔話のごとくありがたさが身に沁みる~(*´▽`*)
こんな寒い日はもう声が枯れてるとかそんなの気にしていられない!少しでも温まるように七味をたっぷり振って、熱々のところをレンゲでハフハフいただきます!いやもうほんとに沁み込む沁み込む~♨
慌てて火傷することだけはないように気を付けて、お野菜たっぷりの優しい山の味を堪能しましたよ~!本当に腹の底から温まると湯あがりほどではないにしろ、まるでバリアが張ったかのように多少の寒さって凌げるものなんですよね!外に出るとそれが一層わかります(*´Д`)
さらにここで先ほど店頭で焼いていたお団子がやってまいりましたよ!この後はちょいと滝を見に行くだけだというのにこんなにも力を付けてどうすんだってご意見も頂戴しそうですが、いや~これが本当にこの時に食べといて良かったと、後々思い知ることになるのです( ;∀;)
こんがり甘く香ばしいお団子は、1つかじるだけでお腹にぽってり来る重量感!この後待っているとも知らない地獄の石段崖上りに、この団子のパワーが役に立ったのは言うまでもありません( ˘ω˘ )