黒鉄の幽鬼
ママ、ごめんなさい……ごめんなさい……
その泣き声はただか細く、か細く消えていった。
まわりの子と違うのは、わかっていた。
私さえ生まれてこなければ。
一筋の落雷とともに、運命の歯車が回り出す。
ここはどこ。
暗く閉ざされた地の底から、ただ光を求める。
あれは私。
パパもママも、殺したのは私。
今度は私が、私を殺す番。
重い黒鉄の音が交差する。
傀儡と指差された悲しみが、叫びとなって赤き夜を染める。
私は私。
オマエナンカジャナイ。
という、2人のジェイソン物語( ;∀;)
二次創作だからあんまり膨らませないかもですけど(´・ω・`)