途中下車しておもちゃ屋に寄る夢♨
さて、出張会議が終わった。 先輩に飯に誘われたけど断った。 そのまままっすぐ駅に向かう。 今日はどうやって帰ろうかな? 家に帰るルートは2つ。 いつもの町中を抜ける地下鉄ルートは混雑するから、ちょっと遠回りだけど田舎周りルートでのんびり帰るのもアリだ。
もう夜遅い時間だけど、ついでだから途中下車しておもちゃ屋に寄って行こう。 人気のない田舎駅にあるおもちゃ屋。 駅からの夜道を、挙動不審なオタク君がブツブツ言いながらずっと同じ方向についてくる。 そんな動きしてると捕まっちゃうよ?
おもちゃ屋の手前にさしかかったころ、何やらエラソーなおっさんに遭遇。 さっそくオタク野郎はやたらテンション高めに話しかけている。 あれ、この人どこかで? あ、そうそう某有名雑誌の編集長だ。
そういえば編集部から自宅にハガキが届いてたんだった。 記載して投函するつもりで持ってきてたけど、どういう意味のハガキなのかいまいちわからなかった。 ちょうどいい、この人に直接渡してわけを聞こう。
ハガキを見ると編集長はしばらく唸って考えて、とにかくお詫びの品を渡さなきゃだから、そこのおもちゃ屋の2階へ来てくれと言い残して去っていった。 おもちゃ屋にも用があったからちょうど良かったのかもしれないけど、お詫びの品って何だろう、わくわく。
早速おもちゃ屋に入ったつもりが、よく見たらなぜか化粧品屋だった。 そそくさと通り抜けておもちゃ屋に入る。 なんでおもちゃ屋に化粧品屋が繋がってるんだろう?謎構造だなぁ。
おもちゃ屋を物色する前に約束の2階に行かなきゃなんだけど、どうもごちゃごちゃしてて行き方がよくわからない。 受付のお姉さんに聞くと、このエレベーターで行けますよと、鉄柵の付いた工事現場のゴンドラみたいなやつを案内された。 乗ってみたけど天井は低いしなんかうまいこと動いてくれない。 仕方ないから奥の非常階段から2階へ。
2階のカウンターでは約束通りに編集長が待っていてくれた。 いやいや、これがバレるとまたボスに殺されるからなぁ、危ないところだったと編集長。 ちょっと待っててと、奥に引っ込んで何かごそごそやっている。 見ればこの2階のフロアは何やらお宝の山。 ごちゃごちゃ積み上がったおもちゃたちに目がキラキラとしてしまう。 何をくれるのかわくわくしながら狭い通路をうろうろしていると、もっとエラソーな人が階段を上がってきた。 あ、この人がきっとボスなんだろうなぁ。
というところで夢はおしまい。
編集長はこのあとどうなったのか?
私は無事にお詫びの品をもらえたのか?
それは誰にもわからない;つД`)