テレビドラマ版への引導?コントラストを強調したようにも……男はつらいよ望郷篇♨
今年は寅年、寅さん一気見!第3回目の今回は前回のテレビドラマ版に引き続き、そのキャストを一部引き継いでいるという第5作の望郷篇を(*´-`*)
いやいやーなるほど、第3作第4作とすっ飛ばして久しぶりに山田洋次監督がメガホンを取った作品なのだそうですが、こりゃなかなかに辛辣な内容になってますねぇ( *´艸`)
テレビドラマ版でさくら役をやっていた長山藍子をマドンナの節子役に据え、その母親にかつてのおばちゃん役の杉山とく子、マドンナの彼氏役にやはりテレビドラマ版の博士役だった井川比佐志、おまけに本作では佐藤蛾次郎も完全にドイツの鉄兜に戻ってるし♨
そんなキャスティングにした上で、まぁ今回は終盤の突き落とし方のエゲツないこと……つまり一言で言ってテレビドラマ版に引導を渡したかのような……そんなエンディングにも見えました( *´艸`)別の意味でおかえり寅さん
もともと本作で完結となる予定で制作されたのだそうですが、結局前作から観客動員数5割増しという数字を叩きだしてしまった故に継続と……( ;∀;)ほんと成り行きだなぁ
倍賞千恵子版さくらがかつてのさくらだった節子に顔を突き合わせる最後のシーンなんかは特に、まさにテレビドラマ版との対比というか、やっぱりさくらはこうだろっていう、いわゆる今に残るTHEさくら像みたいなものが強調されていたようにも映りましたね……( *´艸`)
ん-でも実際にテレビドラマ版で寅さんの訃報を聞いて心に穴を開けたのは長山藍子のさくらの方だし、なーんかあんまり突き放したようなキャラに仕立てられているのもかえって複雑な気分にさせられましたのぅ(´・ω・`)
井川比佐志の役作りがテレビドラマ版とあまりに違うので、本当に同じ役者かとつい調べてしまいましたよ(*´Д`)プロって凄いね
それに寅さんの新しい仕事を家族であれこれ案出しするシーンは、どこかがんばれタブチくんにも通じるような雰囲気を醸していたような。やっぱり昭和の空気ってことで共通するものがあるんでしょうかねぇ♨