布佐駅から利根川を渡り最初の目的地へ( *´艸`)
布佐駅からスタートした今回の駅からハイキング。大利根を渡りいよいよ茨城県突入~とその先すぐにありました、今回最初の目的地である徳満寺でございます(*´Д`)
足元には最近すっかりお馴染みになりましたハナニラがまたよく咲いてございますれば……天気も良いので白が映えてます( *´艸`)
こちらさっそく写真素材にいただきま~し♨
写真ACでダウンロード布川城跡の文字。お寺なのに城址とはこれ如何に……何やら複雑な歴史がありそうですな(; ・`д・´)
アバヤムドラとヴァラダムドラを結ばれる仏像。おそらく釈迦如来坐像でしょうか。となると後ろの木は菩提樹?ただし日本でいう菩提樹は中国原産のものらしく、釈迦如来がその下で悟りを開いたとされるのはインドボダイジュという別の種らしいのです( ;∀;)ひぃー
そんな焔の光背を持つ坐像も写真素材にさしていただきやして( ˘ω˘ )
写真ACでダウンロードお、天上天下唯我独尊!花まつりで甘茶をかけるやつですね!んでもこれ確か聖徳太子にも似たような逸話がありませんでしたっけ?(´・ω・`)何でしたっけー
そしてもちろんこちら真言宗豊山派ですので弘法大師の像もございます!そういや成田山の弘法大師像は雪の日に見たらアフロみたいに頭上に積もってましたっけねぇ(*´-`*)盛りっと
そんな伝説の塊のようなこの方の像も写真素材にいただきましたよ~(*´Д`)
写真ACでダウンロード立派な梵鐘もあります。大晦日には除夜の鐘の集いもあるそうです♨
手水舎。んでも何かちょっとどこか見慣れたそれと違うような……('ω')
なんと吐水口が蛙!いやここ茨城だしこれひょっとして筑波の四六の蝦蟇だったり?……先週の市川歩きもそうですが千葉の方ではわりと龍の吐水口が多い気がするんですが、カエルってのは珍しいですねぇ~ほっこりします何だか(*´ω`*)
そんなカエル口も写真素材にいただきます~!ちょっと水場なので涼し気にしましたわい(*´Д`)
写真ACでダウンロードこちらが本来の境内入り口。石段を登って山門をくぐって~という感じなんですが、前回の市川歩きと同じくルートマップの都合上、脇にある幼稚園の入り口の方から境内へ入る格好に今回もなった次第でございます( ゚ー゚)裏口入園
というわけでそんな山門正面にあたるこちらが今回メインの見学となる徳満寺の客殿。ここ利根町出身の偉人「柳田國男」に影響を与えたという「間引きの絵馬」が納められております( ˘ω˘ )
門前に間引き絵馬の説明もありました。間引きってもの自体は歴史の授業なんかでも習うわけですが、主に飢饉などが原因で子供を育てる食料がないから已む無く口減らしをするというような意味合いで教わるわけです(´・ω・`)
でもこの絵を見てるとそう単純でもないように思えてくるんですよねぇ……食料が足りないから子供を減らすというといかにも飢饉という悪者やってきて我々の平和を壊したみたいな言い方ですけど、そもそも生まれたばかりで殺めるしかないなら作るなが正解なのであって、つまり現代の言葉で置き換えるなら望まぬ出産ということになるわけです。しかもこの絵を見るに意外と裕福そうな部屋にも見えますし、貧しい農家というよりどちらかというと奉公人のような背景が見て取れるんですよね……(´;ω;`)闇が深いよ
災害時に犯罪が多発するのは今も昔も変わらないわけで、つまり荒廃した世情とそれに伴う最終的な被害者ということを表しているのではないかと思うところなのであります( 一一)現代にも十分通じるよこれ
ここの紹介記事の見出しに「間引きの蔓延に幕府が禁止令」とありますが、言い換えるなら「禁止令が出せるようなこと」ということで……要するに飢饉が直接の理由ではなく間引きという言葉を都合よく使ってやりたい放題やっていたという実態も目に余るわけです(;^ω^ )災害はヒトコワなんですよ結局
まあそんなわけでいくら天才と言えどこれを見た柳田國男少年が一瞬ですべてを理解したともちょっと思えないんですが、もし生まれてくる環境が違ったら自分も……と恐怖心を覚えたのはそうなのかもしれませんね(*´-`*)
そしてこちらの寺宝「金銅板両界曼荼羅」はまた打って変わって今度は武家の話になります。入口のところにもありましたようにこのお寺は布川城跡ということで、もともとは布川豊島氏代々の居城だったということなのです。この曼荼羅はその名の通り銅製となっており、九つに分かれた銅板は折り畳むことができ、そのまま戦場に携行するお守りとして作られたものなのだそう(`・ω・´)
徳川の国替えによりこの城を治めることになった松平信一は、のちの関ヶ原の戦いにて敵方であった佐竹義宣の動きを封じたとして、実に戦わずして戦勝の功績を認められ、土浦藩初代藩主となって以降この城は廃城となったのだそう(*´Д`)
いやー今日は駅ハイということでこちらにはボランティアの方々がおられ、この寺にまつわる歴史の何から何まで詳細にご説明戴きまして……のっけから本当に教養深いハイキングとなりました( ;∀;)えらい充実度
さて客殿を出て右手にありますこちらが地蔵堂となっており、こちらのご本尊である地蔵菩薩が安置されているとのことでお参りさせていただきました。さきほどの間引きの絵馬にも描かれておりましたお地蔵様でございます。ご利益は主に安産子育てということになります( ˘ω˘ )
ちなみにこのお堂の裏手にありますお社が駅ハイルート上の次の目的地となりますれば、その前に寺務所をお訪ねして御朱印を戴きとうございます(*´▽`*)このご縁を是非
ということでこちら、真言宗豊山派徳満寺の御朱印となります。サンスクリット語「クシティガルバ」こと地蔵菩薩を意味する「カ」の梵字もしっかり書かれていますね( ゚ー゚)ご真言ですから
海珠山多聞院徳満寺 - 茨城県北相馬郡利根町布川3004
- 0297-68-2442
- 拝観自由
- JR布佐駅から徒歩18分
- 駐車場あり
- 真言宗豊山派
- 本尊 地蔵菩薩
- ※掲載当時に個人で集めた情報のため正確でない場合があります。ご了承ください。
ハナニラの咲く春 - 海珠山多聞院徳満寺(茨城県北相馬郡利根町布川3004)
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菩提樹の下で - 海珠山多聞院徳満寺(茨城県北相馬郡利根町布川3004)
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弘法大師像 - 海珠山多聞院徳満寺(茨城県北相馬郡利根町布川3004)
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ガマの手水場 - 海珠山多聞院徳満寺(茨城県北相馬郡利根町布川3004)
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