湖面から湯気?温泉が湧く湖の真相。
いや~雲一つない晴天とはこのことですね!まさに秋晴れ(^^)
湖面ではなにやら農業の機械のようなものが運転されています。どうやら湖面にびっしり生えた水草を刈っている模様。ローラーの先端にひこひこ動く何かが付いているので、それで水草をカットしているのではないかと勝手に想像してみたり(^^;)
それはそうと昨日車中から目撃した湯気の立っているあたりを確認したく、湖のちょうど角あたりに来てみると……
28秒 音なし 3.59MB湧いてます湧いてます!源泉にほど近い温度で、手をやっと触れられるような熱いお湯がこんこんと。
それが湖にどんどん流れ込んでいるということは、やっぱり湯ノ湖は湯の湖だったのですね!ただ湖の傍で温泉が湧いているから湯ノ湖なんだと思っていたら、湖そのものが温泉!なんということでしょう!
朝は気温も低いので湖面から立ち上る湯気もはっきり見えます。白根山の湧水が湯ノ湖に注ぎ、湯滝から湯川、そして竜頭の滝を経て中禅寺湖、華厳の滝と下っていく中に、こんなにも温泉が混ざっていたなんて!
ニジマスが住んでいたり鴨がたくさんいたりするから、さぞ清流なのかと思っていたら、違うんですね~これが……(>_<)
「白根荘」の女将さんからの話では、湖の90%は温泉なんだとか。信じられん……これが冬場になると「半分だけ」凍る湖の正体と言うわけですね!
湖面を見ると、源泉側から向こうにかけてグラデーションになっているのがはっきりわかります。確かに朝風呂で浸かった、あのお湯の色をしています。
そんなグラデーションの真ん中あたりに、魚影が!グラデーションの中でもこんなに温泉が濃いエリアに、あまりにもじっとしているので最初は魚だとは思いませんでした。
鯉のようですが、よく見ると3匹も。死んでいる感じではなく、ただじっとしているので、これはもう「いい湯だな♨」としか思えないですね~(´・ω・`)
そんな感動を引きずりながら、湯ノ湖まわりの遊歩道をてくてくと。ここも木道が整備されていて歩きやすいですね。途中に分岐があったので、案内板にある「兎島」という方に行ってみたんですが、行けども行けども森の中……兎島はどこだ~!
結局、兎島がどんな島なのかわからないまま、元の分岐に戻ってきてしまいました。あとでよく見ると、その歩いていた森が地図上では半島のように突き出していて、それを指して兎島だった模様(>-<)ギャフン!
そんな遊歩道には途中、句碑が。
秋ぐみの 紅きをかめば 酸くしぶく タネあるもかなし おせいもかなし秋ぐみってこれかなぁ……湯ノ湖の周りにはいっぱいあるようですが、晩秋のさみしい山肌になんとも美しく彩を添えています(^^)
ビジターセンターには山の動物のはく製がいっぱい。狐のはく製は触れます。ふぁふぁ。
中でも特に目を引くシベリアオオカミのはく製。しかしそれより面白かったのは、日本オオカミのはく製が日本に3体あるという記事。その写真はまるで犬……日本オオカミって面長のコリー犬のような印象なんですね。ただ口は耳まで裂けていました。赤ずきんの童話にあるように。
そして去り際にビジターセンターの売店で見つけた酒蔵仕込み水のサイダー!なんとも正しいサイダー味で◎!水を売りにするご当地サイダーって多数ありますが、まったく水のうまさがわかったことがないですよ(>_<)
- 湯ノ湖
- 栃木県日光市湯元
- 0288-54-2496(日光市観光協会日光支部)
- 無料
- 24時間
- JR・東武日光駅前より東武バス「湯元温泉行き」で約80分 日光湯元温泉「湯の湖」下車
- 駐車場あり(一部有料)