詩みたいなものができたら並べてみます。曲に歌詞が付いた際もここに

虚海狂詩曲

それは最後の世界。この世もあの世もない、究極の宇宙。

記憶、人格、感覚、感情、存在そのものであるそのすべてを消し去り、ただ無へと帰す。

生まれてこなかったのと同じ。恐怖も苦痛もない、絶対の安楽死。

母なる涙一粒さえ理解できぬ無表情の魂と化す。

望みは叶うだろう。そんな死を遂げることなど普通はできはしないのだから。

神仏となるか無となるか、その先のことなど知る由もなければ興味もない。

ホワイトアウトするすべての現実。違和感があるのは始めのうちだけ。

決して子供に帰るような懐かしいものじゃない。恐怖心までも消えゆくこの不思議な感覚。


空白の虚海に住まう無縁たる黄泉の幽体、デスドルフィン( ˘ω˘ )

この最後のイルカは虚無海豚とでも言っておきましょう。消えゆく記憶と人格、そして何も感じぬ安楽の世界へ(´・ω・`)

結海奏鳴曲

ひらひらと舞う結晶の向こう。そこは静かなる銀色の海。

生まれたばかりの灯は両の手で掬われ、遥かなる哀情とともに包まれる。

たとえこの身が果てるとも、決して凍てつかせはしない。

永久の誓いが放つ無量の光は、変わることのなかった世界に息吹をもたらした。

母性は飽くなき犠牲心。慈悲は寄り添う志。

滅びの定めに殉ずる温かなる瞳。それはまるで前世からの記憶のよう。

形のない答えを秘めたまま、今はだた揺り籠の中で泣き疲れて眠るだけ。

この鏡のような結海の路を、強き心とともに歩み始めるそのときまで。

獄海狂詩曲

幾多の戦場を駆け抜け、そして勝ち続けることだけに酔い痴れる修羅の道。

力だけが信用され、信頼され、やがて信仰の対象として金字塔の頂点となる。

力なきは奴隷となり、家畜となり、果ては生贄として輪廻の底を這い回る。

本能たる闘争心に焼け焦げた身には、この世の地獄こそがまさに極楽。

恐怖は利すべき剣。支配は圧すべき盾。

己が身に宿る黒焔を解き放つ瞬間こそ、何物にも代えがたい至福であると知れ。

三千世界の孤高に立つ者は、その行く末にまで一点の疑いもあってはならない。

そうして終にこの苛烈な獄海を高みから見下ろすとき、ふと不思議な郷愁を覚えるのだった。

落海協奏曲

幾重もの夜を彷徨い歩く。寄せては返す波音に誘われ、ふと降り立った月光の下。

薄紫の光を帯びた、透き通る瞳の群れ。流れに任せる花のように、儚く揺れる。

その目を背けずにおれぬのは、哀れみか甘えの為す業か。

疲れ果てた。とにかくもう眠るしかない。

魂は狂気の猛獣。感覚は永遠の獲物。

螺旋の渦を舞い続ける夢の中では、重力の行き先さえもわからない。

とうに離脱した幽体は、どんな幻想に憑依することを願うのだろう。

命の灯に始まりがあるとすれば、そんな混沌の落海に生ずる一瞬の雷光なのかもしれない。

灼海賛美曲

遥かなる無機質の砂漠を超えて、辿り着いたそこは光の郷。

滔々と溢れ出す澄みきった湧き水。それを囲むように広がる黄金色の穂。

祝福とともに手中に納まるのは、重く輝く太陽の宝物。

まるで子供のように振り切った感情は、もはやそれ以上を言い表すこともできなかった。

旅路は無限の砂。目指すは憧る神の膝元。

すべての渇きが満たされゆく。こんな時間がずっと続けば良いのにと、跪かずにはおれない。

そうして手にした力を振りかざし、再び遠い陽炎を追って星粒の大地へと踏み出していく。

信心こそ糧。焦がれに満ちた命はまた、未知なる灼海へ。

零海幻想曲

いつか見た遠い夕凪の向こう。魂は果てなき紫の空に沈みゆく。

次々と飛び立つ熱帯魚をぼんやりと見送って、やがて静かなる眠りへ。

そこは深遠の世界。温かい安らぎだけがどこまでも広がっている。

母なる鼓動のように響く音叉の波が、子守歌のように深みに誘う。

生命は灯の点。死は無限の宇宙。

生ける誰しもが行きつく安堵たる闇。いや、永遠の光とも言えようか。

起源に還るのか、未来に遷るのか、それはまた別のお話。

いずれ再び零海の底から産声を上げること。それこそが、命の出会いなのだから。

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