後輩が勝手に人んちのシャワー浴びてた夢;つД`)
「うるっさいなぁ……また上の階か?」
僕は押入れの天井を思い切り殴ってやった。これで少しは静かになるだろう。そう思った矢先、シャワーのような音が聞こえてくる。
「うるさいっての!」
もう一発ドンと叩いてやったが、静かになる気配はない。よく耳を澄ますと、どうやら押入れの壁の向こう、つまりうちの風呂場から鳴っているようだった。
「……え?」
部屋は一人住まいなので僕が入ってないのにシャワーの音などするはずもない。恐る恐る様子を見に行ってみると、知らないやつが素知らぬ顔でシャワーを浴びていた。
「誰?」
「あ」
そいつは僕に気が付くと慌てる様子もなくシャワーを止めた。
「お借りしてまーす先輩!」
「は?」
特に悪びれる様子もなくそそくさと体を拭いて服を着、シャワー室から出てくると何故か呆れ顔。
「まあまあ先輩、かわいい後輩にシャワー貸したくらいでいちいち腹立てんなっつーの」
その挑発的な態度に呆気に取られる僕の肩をぽんぽんと叩くと、そいつはそのままスタスタと部屋から出て行ってしまった。
「なんだあいつ?」
もはや追いかける気にもならず、僕は僕で部屋から出るとそのままぶらりと買い物に出かけてしまった。
「……情報通りか、ちょろいなあいつ」
そいつの手にしっかり僕の財布が握られていたことも知らずに。
なぁんていう不穏な夢を見ましたよあったくもう!こういう夢見の後ってば決まって何か重大なミスをするんですよーあたくし!魂がこうふんわ~っとなってしまうんですねー……どうしたもんでしょっかしらっと( ;∀;)