秩父三十四観音巡り、第一番札所に参拝です( ˘ω˘ )
秩父三十四観音第一番札所、誦経山四萬部寺にやってまいりました。実にうん十年ぶりとなる秩父の札所巡り。この山門の前に立つのも本当に本当に久方ぶりなのでありますが、さすがは伝統ある秩父の札所、すべてがあの頃のままなのでしょう、そこはかとなく思い出が蘇る気がしてきます( ˘ω˘ )
これまで結願に至った札所巡りもないので、距離的に巡りやすいであろう秩父から頑張ってみるのも良いのかもしれませんね♨
古そうな木の看板に「秩父勝境永開和祥」……うーん、意味はわかりませんが、時の感じから察するに秩父の地が長く栄えますようにという願いでしょうか(*´ω`*)
「質素な中にこころゆたかな暮らし」の標語は如何にも禅宗らしくて良いですね。ここ第一番札所は曹洞宗に属するお寺なのですが、調べてみると秩父の札所は全体的に曹洞宗が圧倒的に多いようですよ(*´Д`)
そう、そして秩父の札所と言えばこの小僧看板!たぶん全部の札所にいるんでしょうが、前回は時間に追われたこともあって途中から見失ってしまい、結局確認することはできず……今回はこやつもしっかり確認していけたらと思いますぞ( *´艸`)
山門をくぐると札所巡りの起点に相応しく森閑とした空気の境内。まずは本堂に直行してお参りです。無事に結願に至りますように、南無観世音菩薩( ˘ω˘ )
よく見ると極彩色の本堂。細かな細工に透かし彫りの箇所も見えますね。左が極楽の図、右が地獄の図……これからの旅路における行いを審判され、やがて六道の末路が決定される……妖怪道中記を思い出しますね( ^ω^ )
続いて境内の諸仏を拝んでまいりましょう。左手にすらりと並ぶ小さな座像たち。ここには役目を終えた数珠を納めることができるようですね(^-^)
そしてその下の段にはデフォルメされたお地蔵ちゃんたちがぞろぞろ!みんなで幟を掲げて、なんとほっこりな光景でしょう……癒されます(*´▽`*)
こちらは曹洞宗のご本尊、南無釈迦牟尼仏。ごろごろとした岩山の上にすらりと座し、なんとも透き通ったご尊顔。つい自然と手を合わせたくなる清々しいお姿ですね( *´人`)
説明書きを見るとそれもそのはず、このオーラはただものではなかったようです。「お里がえりのお釈迦様」と呼ばれるこちらは、享保年間の作。全9体が奉納されていた中でこの1体のみ盗難に遭い、その後の戦争で他8体は強制供出……後に銀座の美術店でこの1体が見つかり戻ってくるという、なんとも奇跡のような経歴を持つ仏様( ゚口゚)=3
読まなきゃわからない裏付けですが、知ってと知らずとではありがたさも段違い。よーく拝んで、結願に向けてその奇跡のパワーを分けてもらうことにしますよ~♨
こちらは納経蔵。なんと写経4万部が納められているそうです。こんな小さなお堂にして気が遠くなるような数ですが、これはつまり「四萬部」寺にちなんでということですね(^-^)