歴史ある旅籠に飾られた古のひな人形( *´艸`)
さてそろそろ遠見岬神社のライトアップ会場……との矢先、灯る提灯にふと目を奪われるその佇まいはまるで古へのタイムスリップ。外観だけでもかなり見ごたえのあるこちら「松の家」にもまた他にはない貴重なひな飾りがありました( *´艸`)
いやしかしこの建築……良いですね~この田舎のばあちゃんちを思い出すような温かみのある風合い。こういう「歴史を生きた家」的な旅館ってのにもいつか是非泊まってみたいものですね( ;∀;)温泉とかじゃくても温まる感じ
あー、でもこういう旅館にも一度泊まったことがありましたねぇそういえば。今はレストランに鞍替えしてしまった佐原の木下旅館。当時は確かアド街ック天国で紹介されたのを見て衝動的に泊まりに行ったんですよね~( ˘ω˘ )手りゅう弾消火器もあったっけ
そんな老舗旅館が提供するのは江戸期明治期のものという貴重なアンティークひな人形!さっそく古の香り深き扉を開かせていただきました(*´-`*)お邪魔します
いやぁすいませんやっぱりひな人形より前にこちらの番台風景に先に目が行ってしまいました……こういう造り良いですよね~ほんまもんのレトロ空間ですよ。しかも吊るしびなも飾られていて映えますね~素敵!( *´艸`)素朴さが泣ける
そしてこちらがその古より伝わるというひな人形の一団!もう今日はね、ここまでの間に何時間もかけてそりゃあ数え切れないほどのひな人形を拝み倒してきましたよ。しかしね、やっぱり違います。もう纏ってるオーラから何からすべてが違うってのが一発で伝わってくるんです( ゚ー゚)戦闘力が違う
まあもちろん十二単などお召し物の年季ってのもそうなんですが、何かこう顔立ちそのものが違いませんか?どことなくリアルというか、こういう人いそう~っていうセンスというか。人形って感じがしないとでも言いましょうか( ;∀;)
こちら江戸後期のお内裏様とお雛様。二人並んですまし顔ですよほんと。こうスンッとしてるというか、高貴な表情といいますか。貴族ってのはこういう心持ちで日々を暮らしているんですぞっていう、ある種の心根の再現みたいなものが伝わってくると言いますか;つД`)
しかもこれ顔の部分はどうやら陶器で作られている模様……今の人形とは材質そのものからして違うようですね。それがゆえにこれだけの年月が経ってなおこの美顔ですよ♨
こちらはもう一対の江戸もの。しかし見れば見るほど盛ってますよねー頭……めっちゃ重そう。そしてこのドテラ顔負けのミルフィーユな衣装……これぞ貴族って感じですよね(*´-`*)
しかしあれですよね、今のひな人形に比べて何というかすごく人の形をしてるなぁと思いますね。現代のやつってなんかこう、やたら三角形というか、ひな壇として見た時にそういうシルエットになるようになのか、ある意味記号化されて設計されているという気がするんですよね。ここまではっきりと腕があってそこから袖が伸びてっていう感じに見えないというか( ˘ω˘ )
こちらは明治に入ってからのもの。江戸ものに比べて少しスッキリしてますかね?まあ別に同じ人形師のシリーズというわけではないでしょうから単純比較はできませんが、やはり少し近代らしい合理的な考え方が反映されているということなんですかねぇ♨
その他もろもろのひな壇のミニチュアたち。三人官女と五人囃子は歌に出てくるから何となくわかる?と思うんですが、実際はそれ以外にも色々いるようですよね……よくわかりませんが(´・ω・`)しかもこれ子供っぽい
こちらは割と新しめでしょうか、陶器のひな人形ですね。ちょっと猫背な感じがまたほっこりですね~( *´艸`)
こちらは番台の手前に飾られていたミニチュアひな壇。良いですね~このサイズ感!一家に一台欲しいってやつですね(*´Д`)