こちらも駅ハイ参加で無料!伊能忠敬記念館(*´Д`)
いやはやもう足も限界に近づいてるわけですけれども、しかしせっかく駅からハイキング参加特典で伊能忠敬記念館も無料なんですからねぇ~……ここもまた一度観ているとはいえ、今日はもうしっかりがっつり佐原を堪能しきるってことで一丁やってみっかーってなもんで( ゚Д゚)行くぜ気合で
しかしそろそろ閉館時間も迫っているのでまあサクっと見学という感じで!先ほどは菩提寺の方にお墓参りもさせてもらったし、これをもって佐原旅の集大成という面持ちでいざ参ろうかのぅ(*´Д`)けぽーん
ああーありましたねーこれ!入口のところに地元高校生による忠敬さんの爪楊枝ドットアート作品!偉人の仕事の細やかさと正確さ、そして根気強さを表現するにこれほど適切な技法もないかもしれませんのぅ( ˘ω˘ )
ちなみに基本的に館内は撮影不可につきパンフなどで情報持ち帰り~!これが良いお土産になるんだまた(*´▽`*)アルバムに挟むやつ
順路はまず伊能図と現在の衛星写真の重ね合わせCGから始まって、九十九里生まれの生い立ち~佐原名家への婿養子入り、そして名主を襲名し伊能家を繁栄させるまでの前半と、高橋至時に弟子入りし測量を学び全国行脚~のちに国家機密となる伊能図の完成までを解説した後半に大きく分かれて展示されております(*´ω`*)見ごたえありあり
しかし例外的に撮影許可の下りているブースもあったりして。こちら測量術に関する細かな工夫などを解説したコーナーとなっております♨
これがその日食や月食を測るための器具である「測食定分儀」。こんなん絶対にここでしか拝めないブツでございますよ……こういう当時のあらゆる最先端技術を駆使してあの地図を描き上げたんですからね……まさに現代人でもわかる偉業中の偉業ですよほんと( ゚ー゚)
こちらは中星儀。現代の天体観測でも使われているいわゆる子午環というやつで、天体の南中時刻や南中高度を正確に測るためのものだそう( ˘ω˘ )ふむふむわからん
そして何故か急に民間っぽい小道具類。先生があんなサイエンスで専門的な器具で偉業を為している頃、我々の生活はこんな感じでしたって資料ですねこれきっと(*´Д`)急にほっこり
源氏香歌かるた?ふぅむまさに民芸品ですのぅ……先生が残した故郷佐原の文化もまたこんな風に華やいでいたということですね( *´艸`)
お、これはまたタイムリーな。地元民芸の張り子のひな人形だそうです。こちらは平成の作と比較的新しいですが、伝統の技ってことですねぇほっこりですねぇ♨
そんなブースの真ん中にこれ見よがしに展示されているこちら。「大図」の秋田県秋田市~能代市と書かれておりますが、実はこれこそがまさに現存する伊能忠敬が作った元データの一部らしいのですよ( ゚口゚)=3
はい、しれっと「National Treasure」の文字。ええ、つまり国宝でございますってよ!え、ええ~!!?( ロ)゚゚びびーん
その隣にもまた同じようなブツが展示されており、こちらは「大図」の秋田県能代市~青森県深浦町とのこと。なるほどこの2枚がちょうど隣り合わせの図なんですねつまり(*´-`*)
はい、もちろんこちらもまた国宝でございます。国宝級という言葉はよく聞きますがモノホンの国宝がこんな風にしれっと近距離に置かれているのを目にするのは初めてかも……?あれ、以前にも一回観てるんだよなぁここ……おかしいなぁ?( ;∀;)
そしてここでは学芸員の方に色々とお話を伺うことができまして。この地図をよーく見ると、要所要所に小さな穴が開けられているのが見て取れるですよ。これがつまり地図を複写するにあたりプロットされたポイントの跡なのだそう。これがまさに原本であるという証拠なのだそうです(; ・`д・´)ごくり……
さらに方位を示す記号が半分に切れているのは、ここを基準に地図を合わせて全体図にしていくための接続記号としての役割もあるのだとか( ゚Д゚)ほうぅ
ちなみに大図のほかに中図と小図もあるわけで、これはつまり大図は詳細でも巨大すぎるために全体俯瞰のために縮小した図も作られたということのようです。今ではGoogleMapでマウスホイール一つでやってますけど、当たり前ですが当時はそうやって手作業で一つ一つの利便を図っていたんですねぇ(*´Д`)
さらにこの赤い星マークのプロットは、天体観測を行った地点の記録なのだそう。伊能忠敬は確かに地上から宇宙を見、その宇宙から地上を見下ろしてこの手書きの衛星写真を完成したということですね( ˘ω˘ )
しかし栃木、川越と並び称される小江戸3兄弟のうちでもやはり佐原だけが特別感ありますよねぇ……小江戸で祭り自慢ってだけでなくすぐ近くには下総一宮の香取神宮があり、傍らに天下の坂東太郎の流れがあり、そして偉人伊能忠敬がいる……こんなにも凝縮した名所はそう滅多にあるもんではないどすえ(*´▽`*)
そしてこちらいらすとやによる伊能忠敬図。モデルは間違いなく教科書なんかでよく見るあのご尊顔なんですが……個人的にどうしても桂歌丸師匠に見えてしまう罪なデフォルメとなっておられます( ;∀;)