久々に羊羹資料館に寄ってみました(*´-`*)
レトロな建物がほっこりな羊羹資料館。こちら米屋総本店の裏口からすぐのところにあって無料で見学できるので、今日のように暑さから逃れたい日などはとってもありがたいのであります( *´艸`)
こちらに寄るのももう何度目かってくらいなんですが、2階は常設展示でも1階は割と催し物的なものもやってるので目新しかったりするのですよねん(*´Д`)
江戸から成田山への古地図。ちなみに南が上になってるのでご注意ってな感じですが……江戸御府内から吾妻橋を渡り本所深川に出、そこから市川方面へは橋の絵がないので舟ってことでしょうか。現在は東京と千葉の間を流れるのは江戸川ですが、この頃はまだ利根川の銚子付け替え治水工事の前ということなのか、ここが利根川と称されてますね(*´-`*)
あとはまあ船橋から臼井佐倉酒々井と宿場を経由して成田山入りと。地図の中で成田山がこれほどでかでかと書かれているということは、すでに市川團十郎が江戸で成田屋を名乗り大盛況となった後、江戸からの成田詣での客足が絶えなかった頃に刷られたものということでしょう( ^ω^ )
安政5年の成田山全図。総門こそつい最近建てられたものなので描かれているわけないものの、それ以外の構造はほぼすでにこの頃から今と変わらんのですね。仁王門を潜って大本堂……いやでもこの頃はまださすがに旧本堂かな?今とは形が違うようだし。しかし釣り鐘堂や三重塔はすでに描かれてますよね。いやなんかすごいなこれ( ;∀;)
本堂のさらに奥にある光明堂などの方の敷地も当時からあるように描かれているものの、若干今とは違う部分もあるのかな?今の成田山で鳥居ったら出世稲荷くらいだもんなぁ……清滝権現に地主妙見ってのは今も奥の院の隣あたりにありますが、この頃はまだ成田山公園の前身である成田山花園が出来る前のようなので、そこらへんは少し今とは様子が違ったのかもしれませんね(^-^)
そしておそらくそんな頃に成田山で食されていたのであろう栗かん……それをヒントに米屋の栗蒸し羊羹は誕生したってぇこの逸話を毎回読むたびに、この栗蒸し羊羹の前身である栗かんってやつを戴いてみたくなってしゃーないわけなですが……難しいんでしょうなぁ今となってはさぞかし;つД`)やってくんないかなー米屋で
そんな米屋の他にも全国に老舗の羊羹屋さんはあるわけで、そんな津々浦々の羊羹パッケージコレクションを4つのショーケースに分けて展示しているなんてのも2階常設ブースの魅力だったりして(^^♪
あんまり羊羹の老舗ってのも存じ上げているわけではないんですが、まあ例えば浅草の舟和とか、同じ千葉県内なら九十九里湖月堂のゆず羊羹とか……あとは那須の御用菓子処扇屋の芭蕉の小径とか……(^◇^)ほっこりしますな
お、言ってる傍からさっそくありましたよ湖月堂!それにピーセンでお馴染みの榮太樓總本鋪もありますね!羊羹で追いかける全国の魅力ってのもこれまた楽しからずやってなもんですな( *´艸`)
水戸には梅羊羹なんてぇのもあるのか……なるほど。それにあれに見えるは北海道の糸切り羊羹じゃないですかのぅ?いやほんと面白ほっこりですなほんとこれは♨
こちらは米屋の昔の品々などなど。小判型のような缶詰の水ようかんとか良いですねぇ……復刻してくれないかしら( ;∀;)缶がほしい
「利益より信用」!これぞ商売を長く続ける秘訣ってことですよほんと……最近では老舗もあれやこれやってニュースもありますからねぇ……こういう商売の心得の基本を忘れちゃってる暖簾があるのは実に残念でならんですよ( ˘ω˘ )
そうそう実はかつて成田ってところは羊羹銀座みたいなところだったらしくて、米屋以外にもめちゃくちゃ羊羹屋さんがあったらしいんですね。今では数がぐっと減ったものの、そんな中の一つである柳屋の羊羹ってのが今もこの総本店の斜向かいあたりにあるので、今日はそちらをお土産にするなんてのも良いかなって思ったりもして(*´ω`*)
柳屋ってとどうもかつてラジオなんかでCM打ってたりもしてたようで、屋号に聞き覚えがあるなんてぇ声もあったりするみたいなんですよね。気になるじゃあないですかとっても( ゚口゚)=3ふはぁ~