池波正太郎作品にたびたび登場する根深汁というものを作ってみたい♨
池波正太郎原作の時代劇、鬼平犯科帳や剣客商売を観ているとたびたび登場する根深汁。その正体はつまり「ねぎの味噌汁」なのだそうで( ˘ω˘ )
なんだ普通の味噌汁じゃないかと思うところなんですが、これがシンプルだからこそいろいろと奥深いらしいのです( *´艸`)
まずは池波正太郎本人が好んでいたというタイプ(*´ω`*)
鶏皮を細かく刻んて油で炒め、だし汁を加えてひと煮立ち、そこに小口切りにしたねぎを加えてさらにひと煮立ち、味噌を加えて出来上がりというレシピです(^^♪
盛り付けたら少量のゴマ油をたらし、本来はここに山椒粉を振りかけるのだそうですが、生憎用意がないので七味唐辛子で代用♨
とにかくゴマ油の香りが純粋に立って、啜ってみると鶏皮を焦がした香ばしさと旨味が、ねぎのシンプルな甘みを引き立てる……(*´▽`*)
最初はまるで焼き鳥のネギ間のようにねぎが脇役に感じられたんですが、進むうちにだんだんとねぎが主役になっていく不思議な味噌汁でした(*´ω`*)
そしてお次は時代劇の鬼平犯科帳、第1シリーズの第13話「引き込み女」で、初代江戸屋猫八が演じる密偵「相模の彦十」がうまそうに食べてるあのバージョン♨
「深谷の葱と、こんこんさんが入って、豆腐は賽の目……うまいねぇ~!」ってやつです( *´艸`)
こんこんさんは最初に軽く炒めて焦げ目を付けてみました( ˘ω˘ )
こっちのバージョンはおあげの甘味が全体に行き渡って、なぁんともやさしくてほっこりするお味!まさにこれぞ味噌汁って味ですよ(^^♪
今回は通して、ねぎをあえて焦がさずに煮込んで甘みを出すことにこだわってみましたが、ここまで味噌汁らしい味噌汁を作ったのも初めてかもしれません。いつも豚汁ばっかりだからなぁ……;つД`)
冬の味覚というにはかなり早いですが、これはもう現代においては一年中でも食べたい味ですね♨