バヤリースレギュラー缶たちで思い出すゾルゲル島♨
今でもダイソーなんかで目にするバヤリースオレンジのレギュラー缶たち。これを見ていると思い出すのが「仁義なき戦い 頂上決戦」のバヤリース爆弾と、あとやはりミニラ初登場の「怪獣島の決戦」ですよ……♨
何しろ映画の協賛となっているだけあって、そこかしこバヤリースが目立つように撮られてるんですもの。このゴジラシリーズ屈指の飯テロ映画においてこのバヤリースの立ち位置ってのがほんと重要だと思うんですよ( *´艸`)子供心が擽ったい
というわけでとにかくもう見様見真似!そこらで手に入るもので劇中のこの南国野外ディナーをどこまで再現できるかという試みで色々やってみましたという今回は記録になります(*´Д`)はじまりはじまり~
とりあえず研究員たちが一様に手にしている原始肉のようなものからですよ。どうやらよく見るとチキンのような形状をしていそうということで、まずはローストチキンからゲットです( *´艸`)クリスマス前なので普通にありました
そしてそれ以外にも各人の皿に見え隠れするもう一つの肉塊……おそらく真城伍郎が島に上陸した際にライフジャケットのまま振舞われた食事にも供されていたあのピンクの謎肉なんじゃないかと推察するわけですが、そもそもあれが何なのかが何度見てもよくわからず……(;´∀`)
ステーキのように焼かれているようにも見えないし、さりとて狩猟で得た生肉のわけもなし……となると考えられる線は長期滞在用の食料として持ち込んだ保存食?つまりハムやベーコンの類じゃないかという結論に至ったりしてですね( ゚ー゚)
んでもあんなワイルドな見た目のベーコンなんて市販で見つけられるわけもなし、まあとりあえず厚切りのベーコンステーキあたりでお茶を濁してみようと思いまして。結局これが一番悩んだ食材でかつすでにめっちゃ妥協っていう( ;∀;)嗚呼無情
さらに何か葉物を和えたような料理が各人の皿にちらっと見えたり。角度によって白っぽいものと和えているようにも見えるので、つまりこれがゾルゲルパセリの新芽のサラダってことなんじゃないかと推察します。乾燥野菜の煮つけを食べ飽きた研究員が、「たまには生野菜でも食べさせてくれよ」とせがんで作らせた一品♨
もちろんゾルゲルパセリは完全に架空の食材なので、こんな緑黄色野菜サラダで代用です(*´Д`)
そして各人の手元にあるマグカップ。ご案内の通りバヤリースもたんと用意されてるし、さらにコップの水も置いてあるのですでにドリンク類は十分に思えるわけで、つまりこの中身はスープなんじゃないかと推察するわけです(*´-`*)
真城くん入隊時の食事にもボウルにスープが供されていたんですが、あれがポタージュ系なのかコンソメ系なのか迷いに迷った挙句、結局個人的な好みによりコンソメスープで行くことに決定です( ;∀;)
おそらく劇中の設定もこういった粉末状のスープでしょう。保存食でしょうからね基本は(^-^)
そして主食のフランスパン!これがまた食パンじゃないところが良いんですよねぇ……キャンプの野外食でもちょっとこうテーブルに華を添えてくる空気感といいますか、隊長も常にちょっと高級そうなパイプ咥えてたりしますし、どんなシーンでもそういう心を忘れないという人間味の演出がされているのが(*´Д`)
いや、でも逆に島でずっと生活してるサエコとの対比って意味で、こういう都会的なセンスを敢えて強調してるのかもしれんですがね( *´艸`)
そんなフランスパンに塗るものもちゃんとテーブルには用意されておるのです。容器の形状からしてマーガリンっぽく見えるわけですが、今回は店頭でラーマなんてものを見つけたのでこちらをチョイスでございます!ええ、もちろんドリフの修学旅行コントを意識してのことでございます(*´ω`*)ちょっと楽しみこれ
このラーマってのもかなり歴史があるそうで、初めて買ってみたわけですけどどんなお味なのかほんと楽しみで仕方ないですよ( *´艸`)
おお~良いですね~良い色とそして柔らかさ!これは実にパンに塗りやすい!こいつをたっぷり塗って食べるフランスパンの味……かなりの満足度とカロリーが約束されることでございましょう♨
ということでこんな感じで展開されました~!ちなみによく見ると劇中のテーブルにはゾルゲルパセリのサラダとは別に、風呂で戻したダシの染みた乾燥野菜の煮つけもちゃんと供されている模様。形状からおそらく菜っ葉の一種と思われるので、今回はほうれん草をダシで煮つけてみましたよ(*´ω`*)
いやしかし乾燥野菜の煮つけってもこれだけ洋食っぽいテーブルに並ぶわけですから、もしかしたらコンソメとかで煮つけるのが正解だったのかもしれませんが……煮つけと聞いて普通にかつお出汁と醤油でやってしまいました(´;ω;`)トチったかな~
まあま、そんなことはさておいてさっそく戴くとしましょうよっと~!やっぱこのバヤリースがスラリと並んでるだけで昭和の秘密基地感出ますよねぇ……ほんとこの景色がやりたかった( ˘ω˘ )ワンパク大冒険
まずはみんなこぞって手にがっしりと捕まえて離さない原始肉から頂戴しましょう!見てくださいこのワイルドな肉塊……たまらんですよ!ややもすればテーブルマナーとかお堅いこと言いそうな高級感ある食卓の上で骨付き肉齧るっていうこれですよこの秘密基地的背徳感( ;∀;)クリスマス万歳
そして謎の保存肉!手にがっちりチキン握っといて目の前の皿にもさらに肉ですからねぇ……この食卓に異様に肉が多いってのもまたこの当時の都会少年たちの憧れと申しますか;つД`)肉食ってバヤリース飲んで
そしてゾルゲルパセリの新芽のサラダだと思って食べるこれですよ!島の奥地からごまんと摘んできた生野菜でございます!ところで何故にパセリにしたんでしょうねぇ……パセリってそのままサラダにするような食材じゃないんですけどねぇ(´・ω・`)
んでフランスパン!そうザンスミーザンス!シェー( ゚口゚)=3ゴジラもやっとったなシェー
そこにこのラーマだラーマ!いやーしかしこんなに塗りやすいとついがっつり塗りすぎちゃいますねこれ……そうかそういう手なのかこれ( ゚ー゚)
しかしそこをぐっと我慢してちゃんとテーブルマナーを守った量で戴きます……お初のラーマフランスパンのお味は如何に?( *´艸`)
おおーなるほどこれは確かに濃厚ですねラーマ!塩味もしっかりめでかなりコク深い!んまあバターとはやっぱりちょっと違いますがでもマーガリンともちと違う?いやなるほどでもこりゃ美味い!修学旅行の食事に持参されるのも頷けますな⊂⌒~⊃。Д。)⊃どひー
そしてそれらを程よく洗ってリセットしてくれるのがこのコンソメスープ……スズっと一口啜ればです、まぁた肉から始まる味巡りを再開できるってこういう寸法になってくるわけですねぇ~(*´▽`*)めくるめく
おっと忘れちゃいけないここで乾燥野菜の煮つけも戴きますよっと!しかしこれが画面をよーく見るとどーもちょっと山菜のような色合いも見える?ような気がしてですね、敢えてこのわらびを刻んで一緒に煮つけてみたわけなんですよ(´・ω・`)
いやしかしこーれがまさに大正解!めっちゃ味に深みが増してうんめぇ~の何の!何しろここまでずっと肉だのラーマだの巡回してたので、思い出したように挟むこういう味がほんとありがたい!これはね、コンソメ味にしなくて正解ですやっぱり( *´艸`)
真城伍郎のライフジャケットめし
そしてもちろんこちらのお食事もやってみたいわけですよ!ディナーとけっこう内容被ってますしね♨
いや元々このわらびってのがこっちの食事に添えてある緑のやつを再現したくて買ってきたやつだったんですよ。何かどうしてもこれが形状的に山菜に見えてしまって、まあこんな孤島に籠るんだからそういうのも食べたりするんだろうなぁ~なんて思いつつ、んでも島原産の食材はそういやゾルゲルパセリしかないんだっけと後で思い出したりと……もう滅茶苦茶です(´;ω;`)
ということでこんな感じに。ピンクの謎肉の向こうに見えるふしゃふしゃした茶色いのはコンビーフと推察。こちらもやはり実に肉々しき一膳となるわけでございました( *´艸`)
ちなみにこちらの画だとフランスパンに添えられてるのがバタースプレッドよのうに見えるわけですが、そんなとこまでいちいち買い揃えてもキリがないのでやっぱりラーマにしましたよ♨
ああいうワイルドな風貌の保存肉って実際にあるんですかね?まああるとしても自作?滅茶苦茶味が気になりますけど……やっぱ普通のベーコンと変わりないんでしょうかしらね?( ;∀;)
そしてスープ……いやーやっぱ今さらですけどこれ設定的にはコンポタが正解だったんじゃないかなーと。でも美味いから良いんですこれでΨ( ̄∇ ̄)Ψご馳走様~
そういやゾルゲル島って名前は「ゾルゲル法」に由来するらしいですね。ゾルゲル法ってのは現代でもガラスやセラミックを作るのに用いられてる方法らしく、要はゾルだのゲルだのってのはつまりゼルダの伝説にも出てくるあのスライム状のモンスターみたいなそういうやつらしいですよ♨
せっかくなので映画レビュー
んでまあここまでやったからにはもちろん映画の方の感想も書いていきたいわけですが、いやーやっぱりまず何といってもこの作品ほど「ゴジラは昭和少年とともにある」って言葉が似合うのもないですよ……何しろ当時はゴジラだけだと付き添いの親御さんが退屈だろうってんでわざわざクレイジーとの2本立てにしていたくらいですから♨
のっけからして怪電波を発する謎の孤島の真実に迫る!みたいなミステリアスな始まり方なのに、蓋を開けるとすでにそこでは日本人の研究チームが何やら高度な実験をやっている……と思ったら何とそれが国連主導の極秘の実験だったり、島の原住民と思われていたのが実は日本人考古学者の娘だったりと……とにかくすべての謎が日本人だけで収まっているというこの遊園地的な安心感と、そしてまさに子供の秘密基地がそのまま大人用になったかのような昭和少年のワンパク心を擽る造り!これが良いんですよ!まさに昭和の少年漫画の趣向を本気で映像化したような世界(*´-`*)とっても安心感のあるワクワク
そしてその島の原住民であるサエコ役をやっていたのが、後で知ったんですがこれ前田美波里さんだったんですねー……今の今まで全然繋がってなかったんですが、言われてみれば確かにっていう( *´艸`)
昭和平成ヒット商品まあこう言うのも何ですけど前田美波里さんというとワタクシはこの昭和平成ヒット商品の番組に出演されていたことで知った方でして、カリフォルニアをキャリフォルニアと発音して司会の徹さんに「え何ですって?」と即突っ込まれてたのがとにかく印象深かったもので;つД`)
いやまさかそれがあのミニラを手懐けていた方だったなんて……ちょっと今さらですが何か衝撃でした( ;∀;)へぇ~へぇ~
まあ話は逸れましたがそういう懐かしい昭和少年ロマンに溢れる作品なので是非お勧めします。少年をターゲットにした昭和ゴジラ映画の真髄がある意味見える作品ってな気がしますよ♨